SONONIWA そのにわとは

そのにわは、和歌山県で唯一レッジョ・エミリア・アプローチを取り入れたアトリエです(2025年4月時点)
レッジョ・エミリアとは、北イタリアの小さなまちの名前です。
イタリアというとモンテッソーリ教育が有名ですが、レッジョ・エミリア・アプローチは戦後にこのまちで生まれました。1991年の米誌News Weekでは「世界で最も先進的な幼児教育」と評され、Google・ディズニー・NASAの社内保育施設で取り入れられています。最近では、大阪のリゾナーレや東京の麻布台ヒルズでもレッジョ・エミリア・アプローチの思想を取り入れたアトリエが設置されたり開放されたりしています。
 
創設者の1人、ローリス・マラグッツィの「100のことば」では「こどもは100のことばを 100の手を 100の思いを 100の考え方を 100の遊び方や話し方を持っている。(中略)けれどもその99は奪われる。(中略)冗談じゃない 100のものはそこにある」(訳・佐藤学)と書かれていて、これがレッジョ・エミリア・アプローチの根幹であると言えます。

レッジョ・エミリア・アプローチの特徴

特徴1 プロジェクト

子ども主体で、数ヶ月〜時には1年ほどかけて取り組むグループでの活動です。
 
テーマに向けて、何をどのように進めていくか、テーマそのものを話し合って決めることもあります。

特徴2 アート

レッジョ・エミリア市の園には、ペタゴジスタと呼ばれる教育専門家とアトリエスタと呼ばれる美術専門家が必ずいます。
 
その環境下で子どもたちは芸術活動を積極的に行います。2人の専門家は、子どもの発想を制限せず、その活動をサポートして興味や好奇心を引き出していきます。
 
アートは答えがあるものではないので、子どもの発想や関心をカタチにしやすいのかもしれません。

特徴3 ドキュメンテーション

日々の子どもたちの記録を写真や動画に文字を添えて残す、活動記録です。
 
日本の保育の現場でも多く取り入れられていますが、保育者が寄り添い、子どもの目線でその考えを拾い上げたレッジョのドキュメンテーションは、非常に特徴的です。
 
また、それらは展示され、保護者・保育者・子どもたちと共有されることで新たな気づきや学びにつながります。

そのにわの方針

そのにわではレッジョ・エミリア・アプローチを取り入れ、完成させることを目的とせず、子どもが夢中になって遊びこむ時間的な余裕と、考えたり試したりする余白を残すようにしています。
 
何よりも尊重するのは子どもの気持ち。それを拾い上げるために、スタッフはひとりひとりの観察に全てをかけます。そしてその様子を保護者の方と共有しています。

自然×子ども×アート

そのにわに参加してくれる子どもたちは、言語表現が年齢的にまだまだ発達途中です。
園児はもちろんですが、小学校低学年も、高学年も、中学生も、もしかしたら私たち大人でも、自分の中にある気持ちや感じたことを言語化するというのは難しいのではないでしょうか。
 
そのにはでは、言葉にはなかなかできないものを外に出す、その手段としてアートをとらえています。
さらに、その道具・素材として、葉っぱや枝、土、水、空気、光などの自然物は、可変的で思い通りにならないからこそ、非常に相性が良いと考えています。ですので、積極的にそれらを取り入れ、自然環境への関心や思い、親しみも一緒に育んでいけたらと思っています。

そのにわの様子

代表について

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